(第5回)ナチュラル・リーディング講座

いつものように、情報パッケージごとに、英語の流れに沿って前から読んでください。

Today, we believe that essential aspects of character are formed in childhood and adolescence. We understand the young have different needs and experience the world differently from adults. We can even see that adults themselves have been influenced by a modern emphasis on youth. However, historically this wasn't always so. The development of modern industrial societies has brought about a fundamental change in ideas about childhood and youth.

単語を確認しておきましょう

influence 〈…に〉影響を及ぼす; 〈人・行動などを〉左右する
emphasis 強調, 重要視; 重点
fundamental 基本の, 根本的な
bring about〈…を〉引き起こす, もたらす

※これは、動詞+副詞で1つの動詞としての働きをする「句動詞」と呼ばれるものです。でも、文法的に意識する必要はありません。ここでは単に、bring aboutで「もたらす」という意味だ、というふうに押さえておいてください。

次に、情報パッケージで切ってみます。

Today, / we believe / that essential aspects of character // are formed / in childhood and adolescence. / We understand / the young have different needs / and experience the world differently from adults. We can even see / that adults themselves have been influenced / by a modern emphasis on youth. / However, / historically this wasn't always so. The development of modern industrial societies // has brought about a fundamental change / in ideas about childhood and youth.

一応、情報パッケージごとの意味を挙げておきます。

今日/私たちは信じている/性格の本質的な面が//形作られる/子供時代と青春期に/。 私たちは理解している/若者は異なったニーズを持っている/そして大人とは異なった世界を経験している/。 私たちは理解することさえできる/大人自身が影響を受けているのだ/若者への現代の重視によって/。 しかしながら/歴史的にこれは必ずしもそうではなかった/。 現代の産業社会の発展が//基本的な変化をもたらしているのだ/子供時代と青春期についての考えに/。

慣れましたか。完全に慣れるのに3週間ほどかかると思います。
普段勉強している手持ちの英文でサクサク練習しておいてくださいね。

次に、簡単な復習です。

現在完了の感覚は、もう大丈夫ですね。
完了形はどんな時に使われるのでしょうか?

そう、「現在の強め」でしたね。
上の英文でも、2か所にありますね。

adults themselves have been influenced
「大人自身が影響を受けているのだ」
○○ has brought about △△
「○○は、△△をもたらしているのだ」

ちょっと強めに訳していますが、実際、こんなイメージです。わざわざ完了形を使っているのですから、このぐらいの感覚で受け取ってください。
もちろん、「完了、経験、継続、結果」のどの用法か、なんて考える必要はありません。

何度も言いますが、大事なので、「現在を強めた感じ」を自然に感じられるようになって下さい。

さて、前置詞のイメージについて学んでいきます。

まずは、「of」 から。

かなりよくつかわれる前置詞です。その割に英語本来の意味が十分理解されていない前置詞とも言えます。日本語で「~の」と訳して安心した瞬間に、「of」本来の意味から離れてしまうという感じです。

英語本来の意味・イメージは、「of」の後ろ側が「全体」、前が「部分」で、後ろから一部が前に分離して、関係を保った状態です。(分離して出てきた部分)← 「of」 (もとの全体)というイメージで使われます。これを知っていると、英文を理解しやすくなると同時に、英作文をするときやたらにofを使ってしまう誤りを避けることができます。本文中の表現で確認してみましょう。

essential aspects「本質的な側面」(後ろから分離してきた部分)
← of character「性格」(もとの全体)

ということが理解できると思います。この「分離してきて関係も保っている」というのがofのイメージなのです。

もう1か所も見てみましょう。

The development「発展」(後ろから分離してきた部分) of modern industrial societies「現代の産業社会」(もとの全体)

イメージがつかめたと思います。これで、また一歩、ネイティブの感覚に近づけましたね。

今日は、以上です。

「考えるな、感じろ!」的な感じで、どんどん行きましょう。

それでは、また。